歯が痛い・歯がしみる

虫歯は早期発見・早期予防がとても大切です!

歯痛

本来、健康な歯は「エナメル質」が「象牙質」と「歯髄(しずい)」を覆う構造になっています。
このエナメル質、象牙質、そして歯髄を細菌がう蝕することで虫歯が発症します。
虫歯が進行するにつれて治療時の痛みが強くなり、治療に長い時間を要します。また、歯髄などまでう蝕されてしまうと、抜歯や神経の治療をしなくてはなりません。

虫歯治療には一定のボーダーラインが存在します。それが「神経」です。このボーダーラインを越えてしまった歯、つまり、神経を細菌に侵されてしまった歯は完全に治療することができません。

つまり、虫歯治療はそのボーダーラインを越える前に行わなければなりません。 しかし、日常的に痛みが出るようになり、歯医者に駆け込んだ時には、すでに神経侵されている事が多いのが現状です。 このような事態を防ぐには早期発見と早期予防がとても大切です。

虫歯の原因

虫歯の主な原因とされているのがプラークと呼ばれる歯垢です。プラークは、ただの食べカスではなく細菌の塊です。この細菌は結合し「バイオフィルム」という細菌の集合体になります。このバイオフィルムが発生する「酸」や「毒素」が虫歯になる主な原因です。
このバイオフィルムは日々の歯磨きでは十分に取り除くことができません。
「ちゃんと歯磨きをしたのに虫歯になった」という方も少なくないでしょう。

虫歯の進行・治療方法

C1

c1

エナメル質がう蝕された状態。
痛み、しみる、などの自覚症状はない。

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C2

c2

象牙質までう蝕された状態。
痛み、しみる、などの自覚症状が出る。

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C3

c3

細菌のう蝕が歯髄に達する状態。
普段から痛みが続き、夜も寝れない程の激痛が起こる可能性がある。

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C4

c4

歯へのう蝕が進み、歯根だけになってしまう状態。
歯としては死んでしまっている状態なので完治は不可能に近い。

痛みの少ない虫歯治療

虫歯って痛いですよね?
多くの患者様は虫歯の治療で歯医者さんに来る事が多いと思います。
歯医者さんは痛いとか、怖いとかといったイメージが強いと思います。
でも、虫歯はほおっておくとどんどん悪くなり、歯を失ってしまうことになりかねません。
どうせ治療しないといけないのなら、出来るだけ痛みが少ない上手な歯科医院で治療を受けましょう!

また当院では、虫歯をしっかり取りきる事を意識して治療にあたっています。
実は虫歯はしっかりと取りきらないと、何度でもすぐに虫歯になったり、詰め物の中からまた虫歯になってしまい、気付かないまま虫歯が進行してしまう事があります。
当院ではそういった事が無いように、丁寧に虫歯を取り除き虫歯の再発が無いように注意しています。
どうしても痛みが出てしまう場合もございますが、その場合は医師にお伝え下さい。
麻酔を追加したり、麻酔が効くまで待って出来るだけ痛くないように治療を致します。

根管治療

虫歯が歯の奥深くまで進行すると、歯髄組織(歯の神経)にまで細菌感染してしまいます。化膿した部分が小さい時は自覚症状はありませんが、進行するにつれ、「歯が浮いたような感じがする」「歯に響くような感じがある」などの症状が出てきます。その後、歯がぐらぐらしたり、歯茎がはれて痛みが出てきます。
根管治療とは、絹糸よりも細く複雑に走る歯髄組織の管を無菌化し、その空洞に細菌が入り込み増殖しないように薬などで充填し、密封するというものです。

根管治療が完全でないと、上からきれいな冠をかぶせたとしても、中でまた細菌が繁殖します。ポイントは、いかに根管内をきれいに清掃できるか、清掃後の根管内をいかに緊密に薬で密封出来るかがカギです。

当院では経験豊富な医師の管理下で根管治療を丁寧に行っております。是非一度ご予約の上、ご来院ください。

知覚過敏

歯がしみますか?
知覚過敏症状とは、歯ぐきが下がる、歯のエナメル質の摩耗などの歯のトラブルが原因として、徐々に悪化していく歯の状態です。知覚過敏症状は、歯の内側にあるやわらかい「象牙質」が露出してしまうことで発生します。象牙質は歯のエナメル質の内側にある組織です。
知覚過敏の診断には、歯科医師の診察が必要です。歯に違和感を感じる場合は、必ず歯科医師にご相談ください。知覚過敏を発症してしまっても、お口のケアと食生活を少し変えるだけで、象牙質の露出を最小限に抑え、シミる痛みを予防できるかもしれません。